2月24日河西麻希サクソフォンリサイタル「フィンランドの光」
やっと更新。みなさまこんばんは!
世間はコロナウィルスの影響で、騒然としてますね。まさか、こんな事態になるとは。。。
さて、2月24日は無事に第4回目のリサイタルを終えました。会場は4年前のリサイタルと同じく、虎ノ門のJTアートホールアフィニス。
この頃は、コロナの騒ぎが始まって間も無くですね。
いろんな自粛も始まったばかりという感じでした。
ギリギリ開催できました。よかった。
もちろん対策をして、体調の優れないお客様にはご遠慮頂いたり、マスク着用したり、心苦しい決断も沢山ありました。
が、周りの方々の協力と後押しで、なんとか開催できたことがありがたかったです。いらしてくださったお客様も沢山応援してくれました。
本当にありがとうございました!
さて、写真を載せます。
ピアノの飯田佐恵先生と。
前半は青ドレス。
飯田先生、お忙しい中、何度も一緒に練習して下さいました。本当にありがとうございました!!
そして、ゲストのヴァイオリン奏者、田村亜紗美さん。
今回はユッカ・リンコラのトリオを一緒に演奏してくださいました。
とっても音楽的に弾かれる方で、こちらも勉強させていただき、憧れの方との共演、幸せでした!
そして、曲もとても素晴らしい。今後もレパートリーにしたいです!
演奏中の写真も
後半は、赤のドレスに着替えました。
『ROSSO』という曲もあったので赤。ピアノの弦を触って音を出す。サックスも譜めくりできないので、長ーく。
プログラムを載せます。
ROSSOは3回目の演奏。フィンランディアは、この日の為に植田彰先生にアレンジをお願いしました。
それ以外は、おそらく日本初演!
『旅』は今回の委嘱作品!そう、あのフィンランドまで会いに行った作曲家「Touko Niemi」さんの作品。Tabi・・・・素晴らしすぎる名曲が生まれました!大好きすぎる!生涯演奏したい大切な曲になりました。
1 アルヴァー・コソネン:サクソフォン・ラプソディ
Alvar Kosonen: Saxophone Rhapsodia
2 ユッカ・リンコラ:白鳥
Jukka Linkola: The Swan
3 ユッカ・リンコラ:ヴァイオリン、アルトサクソフォンとピアノの為のトリオ I バッラータ II フガータ
Jukka Linkola: Trio for Violin, Alto Saxophone and Piano I Ballata II Fugata
4 ジャン・シベリウス:フィンランディア (編曲:植田 彰)
Jean Sibelius: Finlandia (arr: Sho Ueda)
休憩
5 パシ・リューティカイネン:ロッソ
Pasi Lyytikäinen: Rosso
6 トウコ・ニエミ:旅 (本公演委嘱作品、世界初演)
Touko Niemi: Tabi (Commissioned work, World Premier)
7 トゥオマス・トゥリアーゴ:アルトサクソフォンとピアノの為のソナタ
「グラヴィティ・グルーヴ」
Tuomas Turriago: Sonata for Alto Saxophone and Piano Gravity Groove
この最後のソナタは、2ヶ月前に曲目変更して新たに練習した曲。
チラシとは違いました。すみません。
しかし、すごい曲見つけました!名曲!
アンコールには、シベリウスのノクターンを演奏しました。
4年越し、いや、それ以上温めてきた、大好きなフィンランドの曲だけのリサイタル。できてよかった(^ ^)
次回はまた3年か4年後。何にしようかな。
さて、ご来場の皆様との写真を載せさせていただきます!
今回のスタッフさんや、片付けを手伝ってくれた皆様
譜めくりのなみちゃん
録音録画の大友さん
ステマネの田中さん
打ち上げ幹事の龍之介、さきちゃん
写ってないけど、ヘアセットをしてくれたキトちゃん、写真を撮ってくれた姉さん、
受付スタッフをしてくれた昭和音大のアートマネージメントコースの皆様、
CD販売をしてくれたはなちゃん、えみちゃん、楽譜販売をしてくださったフォスターミュージックの榊本さん、調律師の渡辺さん、ホールの井上さん、協賛、後援してくださった企業さま、
プログラムをデザインしてくれた智美ちゃん
他にも沢山、お世話になりました。
心からみんなに感謝を❤︎
打ち上げも楽しかったです!!!!ありがとー!!!!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*
さてここからは、興味のある方だけ。
プログラムノートを載せておきます。
1 アルヴァー・コソネン:サクソフォン・ラプソディ
Alvar Kosonen: Saxophone Rhapsodia
アルヴァー・コソネン(1908-1965)は作曲のほか、トランペットとアコーディオンを演奏し た。第2次大戦後には劇場指揮者として活躍した。《サクソフォン・ラプソディ》(1932年)は 哀愁を帯びた旋律が様々に形を変えて奏でられる。
2 ユッカ・リンコラ:白鳥
Jukka Linkola: The Swan
3 ユッカ・リンコラ:ヴァイオリン、アルトサクソフォンとピアノの為のトリオ I バッラータ II フガータ
Jukka Linkola: Trio for Violin, Alto Saxophone and Piano I Ballata II Fugata
ユッカ・リンコラ(1955-)はジャズピアニストで、クラシック音楽の作曲家である。オペラ 等の劇場音楽、映画音楽を多く作曲しているほか、ユーフォニアム協奏曲がよく知られている。 ソプラノ・サクソフォンとピアノのための「白鳥」(1979年)はジャズ風の洒落た和声に乗っ て、気持ちよく飛翔するように旋律が奏でられる。 アルトサクソフォン、ヴァイオリンとピアノのためのトリオ(2003年)は、バッラータとフ ガータの2つの楽章から成る。バッラータ(バラード、物語)は拍子とともに表情を変えながら 物語が紡がれる。ミステリアスな響きが映画音楽を連想させる。フガータ(フーガ風に)は テーマが各楽器で奏でられた後、3つの楽器間での掛け合いや協奏が展開され、再び各楽器が テーマを奏でて曲が閉じられる。
4 ジャン・シベリウス:フィンランディア (編曲:植田 彰)
Jean Sibelius: Finlandia (arr: Sho Ueda)
フィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウス(1865-1957)の交響詩《フィンラン ディア》Op. 26(1899年)は、当時ロシアの支配下にあったフィンランドにおいて独立を願っ た人々の想いが感じられる。暗さが漂う序奏から心踊るようなテーマへ、そしてフィンラン ディア讃歌を経て勝利と希望に満ちたエンディングへと向かう。1900年には作曲家自身による ピアノ独奏版も出版されている。本日のサクソフォンとピアノ版は植田彰により新たに編曲さ れた。
5 パシ・リューティカイネン:ロッソ Pasi Lyytikäinen: Rosso
パシ・リューティカイネン(1975-)はフィンランド中部ラピンラハティ出身で、シベリウス 音楽院等でエサ・ペッカ・サロネンEsa-Pekka Salonen等に学んだ。独奏曲、室内楽、オーケス トラやオペラ等、多数作曲しており、国際的に活躍している。 この作品は2001年に、フィンランドのサクソフォン奏者オッリ・ペッカ・トゥオミサロOlli- Pekka Tuomisaloの為に書かれた。緻密な構成で高度なテクニックを要し、特殊奏法も用いら れ、最先端の現代音楽を堪能できる。タイトルのRossoはイタリア語で「赤」を意味する。
6 トウコ・ニエミ:旅 (本公演委嘱作品、世界初演) Touko Niemi: Tabi (Commissioned work, World Premier)
トウコ・ニエミ(1997年生まれ)はフィンランド人作曲家である。シベリウス音楽院作曲専攻の学生で、2年間のジュニアアカデ
ミーと3年間の学士課程を経て、現在修士課程での研鑽へ移行したところである。 ニエミのスタイルは新ロマン主義と述べられ得る。彼は強い感情表現を厭わず、しばしば標題音楽的であり、自然環境に関連した テーマを背景に持つ。もし自身の音楽の最も重要な性質について選ばなくてはならないのならニエミは、流れるメロディーと色彩豊 かな和声を伴った、連続する発展の感覚であると述べるであろう。(翻訳:横山未央子)
Tabi は河西麻希氏により本演奏会のために委嘱された。本作品の中で、サクソフォンはフィン ランドの自然の中を行く旅人を表し、共に演奏されるピアノは旅人が出会う景色を描いている。本 作品は、全ての場面を始める1つのメインテーマから主に構築されている。そのテーマは「旅人」 として割り当てられているが故に、独占的にサクソフォンによって奏される。テーマは相当量の変 奏を伴うが、一貫してかなり認識できるように保たれている。対照的に伴奏は自然が描き出すのと 同じように、移りゆく雰囲気や旅人が探求する状況など、絶え間なく変化する世界を作り出す多く の変奏を持つ。(作曲者自身による解説、翻訳:横山未央子)
7 トゥオマス・トゥリアーゴ: アルトサクソフォンとピアノの為のソナタ「グラヴィティ・グルーヴ」
Tuomas Turriago: Sonata for Alto Saxophone and Piano Gravity Groove
トゥオマス・トゥリアーゴ(1979-)はコロンビア人の父とフィンランド人の母を持つピアニ ストで、室内楽を中心にオーケストラとの共演などフィンランド内外で活躍している。フィンラ ンド中部タンペレの音楽大学で後進の指導にもあたっている。作曲家としてはこれまでに30余り の作品を作曲し、指揮者としても活動している。 このソナタはフィンランドのサクソフォン奏者ヨーナタン・ラウティオラJoonatan Rautiola (1983-)の委嘱で2018年に作曲された。2008年に作曲された作品を同氏の勧めで拡大したも のである。序奏に続く3つの楽章は途切れることなく演奏され、終楽章ではトゥリアーゴの愛す るヴェネズエラのメレンゲのリズムが使われている。多用されている不協和音程が、心地良い雰 囲気を醸し出している。
楽曲解説1~5、7曲目:飯田佐恵